生きたブタと鶏と船長
皆さんは、今のような現代社会ではない時代に、人々が船を使って世界中を行き来していたのをご存知ですか?
まだ、飛行機などがなかった時代のお話です。この時代の人々は、船を使って遠い国々の間を行き来していました。皆さんもご存知の通り、現代の大きな豪華客船であっても、飛行機であれば半日でたどり着くような海外の国々であっても、船で行くとなると、大変な時間を要することになります。
現代であっても船で世界を行き来することは、船乗りたちにとっては重労働であり簡単な事ではない事なのですから、当時の船の旅は、相当な困難な航海であったはずなのです。船に乗って旅をする人々は、たくさんの食べ物を船の中に詰め込んで航海に出ていました。
遠い国まで辿り着くには、長い月日を、船の上で過ごさなくてはならないのです。ハムやソーセージのような、お肉を塩漬けにしたものや、飲料水や日用品などと、たくさんの様々な食料を詰め込んだと言われています。
現在のような冷蔵庫や、食物を長期保存できる冷凍技術などがありませんでしたので、船乗りたちは、生きた鶏や生きた豚をそのまま船に乗り込ませたというような逸話があります。生きた鶏や生きた豚は、腐ることがありませんのでそのまま船に積み込んだようですね。