パートナーシップの不思議
「オオシロアリタケ」と呼ばれる「きのこ」は、その名の通り、白アリとパートナーシップをもっています。白アリたちは、「オオシロアリタケ」の菌糸を、栄養素として頂き、「オオシロアリタケ」は、白アリたちが作る巣の中の栄養分をおすそ分けしてもらっているのです。
また「オオシロアリタケ」は、白アリの巣にしか生息しない事も分かっているようです。そしてさらには、共生ではなく「寄生」する「きのこ」の仲間に、「冬虫夏草」と呼ばれているものがあります。
彼らは、昆虫に寄生して、その養分をエネルギーとして、自分たちの成長を促すのですが、冬虫夏草が、宿主として寄生する昆虫達も、全ての種類の昆虫たちではない事が分かっているようです。
共生に関する事柄には、まだ未解明の部分は多いですが、「植物」と「動物」の間の、パートナーシップには、何かしらの相性のようなものがあるようですね。お互いが交渉の上、私達、人間には分からない形で協定などを組んでいるのかもしれません。