にんにく

にんにくの香りは特徴的ですよね。これは硫黄化合物のアリシンという成分によるものです。このアリシンという成分はビタミンB₁の働きを強め、持続させる作用があります。多くの料理に欠かせないスタミナ食材と言えますね。ではこれらのにんにく成分は健康面にどのような有効性があるのでしょうか。高コレステロール、高血圧、アテローム性動脈硬化症、がん予防、ダニ除け、真菌による皮膚感染の予防に効果の可能性が科学的に示されているようです。安全性はというと、ほとんどの人にとって安全のようです。ただし、皮膚に厚く塗るとやけどの様な症状を引き起こす事があります。口臭、胃の灼熱感、胸やけ、ガス、悪心、嘔吐、下痢等の症状を引き起こす事もあり、特に生のにんにくで症状が強くなるとされています。妊娠授乳期の方、出血性疾患の方、HIV感染症の治療を受けている方は使用しないように心がけてください。また、ネビラピンやデラビルジン、エファビレンツ等のHIV感染症の治療薬と一緒に飲むのはやめてください。避妊薬、肝臓で代謝されやすい薬も飲み合わせに注意が必要です。必要に応じて医師または薬剤師に相談する事も検討してください。