春菊を育てる

寒さに大変強く十分な太陽の光がなくとも成長する「春菊」は、室内での栽培などにも適していると考えられているようです。屋外で栽培する場合は、チンゲン菜などと一緒に育っていることでコンパニオンプランツの役割を果たしてくれることでも知られています。チンゲン菜はモンシロチョウなどが産卵することで幼虫たちの食害が懸念されることでも知られております。春菊とチンゲン菜は、それぞれキク科とアブラナ科の植物でありますので、近隣にて栽培をしても、それほどお互いの競合は起きないなどと考えられているようです。また春菊とバジルの組み合わせにおいてはバジルの独特な香りが春菊によりつく害虫から守ってくれる役割を果たしてくれるそうです。バジルの強い香りにリナロールという成分が含まれているようで、独特な香には殺菌作用があることが知られています。コンパニオンプランツは、現代の農業に多く使われている農薬や化学肥料に頼らない形で野菜作りを行う栽培テクニックなどとしても知られております。植物たちの特性をよく知ることによって、コンパニオンプランツの特徴を生かした野菜作りができると良いですね。